総会 of 偕行社

平成21年度総会

Ⅰ 報告事項

1 全般
 平成20年12月26日、新公益財団法人となるべく公益認定等委員会に認定の申請を提出した。本年2月以降、認定等委員会の担当事務局と調整を重ねてきたが、9月に入り委員会での審議に入り、10月2日の本日にも認定の可否の判断が下されることが予想されております。
 調整の経過によれば、大変厳しい状況にあるようですが、認定されることを信じて今日まで会として一致して進めてきた方針に基づき、新時代の偕行社に向かい前進したいと考えております。
2 会員及び偕行社の継承基盤
 本年9月1日現在の会員数は、正会員数8194名、家族会員等2237名、合計10431名です(昨年に比し642名減少)。
 偕行社は、元幹部自衛官会員数が1000名を超し(9月1日現在1017名)、理事19名中5名をはじめ会本部執行部の各委員会の委員長以下多数の委員及び事務局員は元幹部自衛官会員になっており、会運営の多くの分野を担当するに至っている。
 各地区偕行会における元幹部自衛官会員による後継基盤の確立については逐次進展しつつあるものの、地域における格差はまだ多くあり、旧会員の高齢化が急激に進む中、早期継承基盤の確立が期待されている。
3 全国偕行会会長会同、常務委員会については、各ページに掲載しています。

(理事長 福田 一彌)

Ⅱ 総会の雰囲気

秋雨がそぼふるグランドヒル市ケ谷において、10月2日偕行社総会が開催された。出席者は最長老の陸士45期牛山才太郎氏(98歳)をはじめ230名に及び、老若男女交えての華やかな総会となった。
 11時に国歌斉唱で始まり、次いで黙祷では、東部方面音楽隊演奏の「国の鎮め」に合わせ、先に亡くなられた会員方の霊に頭をたれた。続く山本会長の挨拶では「新公益法人の認可が近々あることを期待している。新政権誕生で心配と期待があるが、靖國神社に代わる施設などはもっての他と思う。偕行社は国の安全保障に関する必要な提言等を行う」など力強い式辞があった。
次に、福田理事長から会務報告があり「会員数も1万431名と年々減少しているが、陸自OB会員が1千20名に達した。広報委員会は立ち上げ中で既にキヤッチコピー等を作った」など公務が円滑に進展していることの紹介があった。 
来賓紹介では、山谷えり子参院議員をはじめ友好諸団体会長等の紹介があった。来賓祝辞で、まず山谷議員から加藤隼戦闘隊員だったご尊父の話、「新政権に期待しつつも、間違ったことには徹底して戦う。日本人の心の豊かさを広めたい」との誠に力強いお言葉があった。荒川龍一郎陸幕副長から「陸自の周辺情勢は厳しい、隊員の20%が国際協力業務に関わっている」、寺島郷友連会長からは「今は浮動状況の攻撃であり、主導と集中が必要である。防衛諸団体協力してやってゆこう」との激励があった。祝電披露は女性会員赤坂けい氏・陸自78が紹介し、中谷元防衛庁長官、衛藤晟一参院議員の祝電が読み上げられた。
 次に音楽演奏に移り、星野1尉指揮する音楽隊により親しみのある11曲の演奏があり、全参加者が懐かしくまた血肉湧き上る行進曲に心打たれている様子であった。音楽隊片岡曹長の軽妙で機知に富んだ司会に会場も和やかな雰囲気につつまれた。
 衛藤議員が到着され「自民党の反省、11月12日天皇陛下20周年の祝日化、陸軍墓地の管理は国の責任であること、偕行社の活躍を祈る」等激励の辞があった。また佐藤正久議員から「教育、歴史観、国防の三大項目を揃って実行する必要がある」との挨拶があった。
 乾杯の音頭を夏川和也水交会代表理事がとられ祝宴が始った。例年通り尾崎音楽工房の女性4人による軍歌・唱歌のオンパレードとなり、会場は次第に佳境に入り盛り上ってきた。準備された歌詞集も配布され、皆大声を出して唱和した。総会に珍しいことだが出席の夫人方が舞台に上がられ、「愛国の花」を麗しい声で合唱して満場聞き入った。陸海軍の歌、陸自の歌など交え舞台の上は蛮声の合唱戦となった。この戦いは明らかに「陸軍の先輩たちの勝」と言えるほど、昔鍛えた方々は元気であった。
 最後の万歳三唱の音頭は、参加者中最も若い福岡県春日市会議員輿国洋氏(陸白73)が「後期高齢者などとはもっての他、いつまでも元気一杯で国家国民のため頑張ろう」と誠に歯切れの良い締めの旨菓で「バンザーイ」。そして総会は閉幕となった。
 偕行会同志の集いの、あまりにも精悍な気迫に秋雨も何処かへ飛んでゆき、爽やかな秋の風が市ケ谷合付近を吹き渡っている中、南へ北へ偕行同志が去って行く後姿は、満足感にみちあふれていた。

(文責 山崎安男・陸自65)